九州で豪雨災害、被害甚大 「苦しい中、トドメのよう」 共産党 山添議員が現地調査〈7月19日号より〉
- 2020/7/14
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九州南部を襲った豪雨災害で、熊本県を中心に大きな被害が出ています。日本共産党は現地に対策本部を設置するとともに、全国各地で救援募金を始めています。
山添拓参院議員は11日に深刻な被害に見舞われた熊本県人吉市の現地に入り、被害状況を調査。「災害ごみの収集が遅れ片付かない」、商店街では「コロナで苦しいところへ最後のトドメのようだ」との悲鳴ともいえる声が聞かれたといいます
球磨郡球磨村(12日)は、被害は特に甚大で、集落の一帯が根こそぎ崩され、生活道路の橋もJR肥薩線の鉄橋も流失。球磨川のラフティング業者は、コロナによる休業から立ち直りかけたところでの被災で、「今後の見通しも立たない」との悲痛な声が寄せられました。
八代市坂本町では、八代と人吉とを結ぶ国道と駅前とを結ぶ橋が流され、道路には車が横たわったままでした。避難所のコミュニティセンターや病院も被災。SLなどが走る肥薩線の駅は、線路の水がまだ引かない状態でした。
山添議員は「災害ごみの収集は、公費負担で急いで手配すべきだ。再起に希望のもてる支援策が早急に求められる。日々の生活支援とともに、地域が全体として再建できる支援策が求められる。予算委員会でも政府に実態を伝えたい」とのべています。
都内各地で募金
都内でも共産党の国会議員や都議、地方議員を先頭に各地域で救援募金を呼びかけています。
西東京市田無駅前
西東京市の西武新宿線田無駅前では12日、共産党西東京市委員会と市議団4人全員が参加し、1時間ほどの訴えで1万3520円の募金が寄せられました。
同市委員会では「お預かりした救援募金は被災者救援・被災自治体への義援金に充てます」としています。
町田市町田駅前
共産党町田市議団と池川友一都議は9日、小田急線・町田駅西口デッキで共産党の地域支部の人たちとともに取り組み、約1時間で合計6万576円の募金がありました。2万円の募金をした2人を含む、中高生をはじめ多くの協力がありました。
一旦通り過ぎた女子学生が戻って募金を入れたり、「何かしたいと思っていた」と言って、募金した人もいました。
江戸川区新小岩駅前
10日夕方、新小岩駅頭にて河野ゆりえ都議、原純子都議予定候補、小俣のり子江戸川区議、地域の党員らが豪雨災害救援募金に取り組みました。子育て中の女性や、若い男性も募金をしていきました。
ランドセルの中をしばらくごそごそと探していた小学6年生の児童が歩み寄り、募金箱に小銭を投じる姿も。1時間で約8000円の募金が集まりました。
(東京民報2020年7月19日号より)