フラッシュ@TokyoWeb版 羽田新ルートの見直しを 超党派議連が発足へ、医療関係者 GoTo継続に批判、横田基地 感染35人に急増など〈11月29日号より〉
- 2020/11/26
- ニュース
羽田新ルートの見直しを 超党派議連が発足へ
羽田新飛行ルートの見直しを求める超党派の国会議員が議員連盟を結成、12月3日に発足イベント集会を開きます。
これまでも、国会議員が市民団体の要請で、政府交渉や、集会やデモに参加してきましたが、超党派の議員連盟の結成は初めて。議員連盟は、市民団体の要請を受けるだけでなく、独自に国会内で連携を強めて、政府に新ルートの見直しを迫ることになり、行方が注目されます。
事務局の立憲民主党の松原仁事務所によると、市民団体と連携を深めてきた共産党、立憲民主党、社民党の国会議員らを中心に連盟への参加を呼び掛けています。
医療関係者 GoTo継続に批判
医療関係者ら専門家から「GoToキャンペーン」継続への批判があがっています。日本医師会は観光支援策「GoToトラベル」を感染者急増のきっかけになったと18日の記者会見で指摘。東京都医師会の尾崎治夫会長は「一時中止の決断」を政府に求めました。
尾崎会長は感染拡大が、「GoToキャンペーン」で東京に来る人、出る人が多数増えてきたことの影響がないということは思っていないと指摘。近場に限定した旅行やPCR検査とパッケージにした遠方旅行などを提案した上で、「できれば一時中断の決断を」と訴えました。
足立区 バスツアーで12人感染
足立区は20日、区内業者のバスツアーに参加した40~80代の女性12人が感染し、クラスター(集団感染)と認定したと発表しました。バス2台で群馬県に日帰りのフルーツ狩りに行ったもので、従業員を合わせて70人が参加しました。
同区では当該事業者は日頃の運営でも検温、マスク着用、車内消毒、窓開けなどの感染防止策を徹底していたといいます。同区は今後、事業者と連絡を密にしながら順次、関係者にPCR検査を実施していくとしています。
横田基地 感染35人に急増
米軍横田基地は20日、基地関係者16人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表。17日以降19人の感染を明らかにしており、合計35人になりました。
豊洲市場 100人超が感染
豊洲市場(江東区)で、新型コロナウイルスの感染確認が114人になったと東京都が20日、明らかにしました。このうち98人は、水産仲卸業者。
都によると、114人のうち100人は感染経路が不明。都は現時点ではクラスターの定義には当てはまらないと説明。市場業務には、今のところ影響はないとしています。11月2日からは業者で作る団体が、市場に出入りする業者を対象に唾液によるPCR検査を自主的に実施しています。これまで881人を検査し、42人の陽性が判明しています。
都議会 30日に開会予定
都議会第4回定例が30日開会します(予定)。予定では同日、小池百合子知事の所信表明が行われ、これに対する各会派の代表質問が12月8日、一般質問は9日。会期は16日まで。
(東京民報2020年11月29日号より)