〈一分12月6日号〉「桜を見る会も、もともと菅官房長官の所管です。来年以降の中止を表明しても、私物化の責任が消えるわけではありません」─「桜を見る会」の疑惑を国会で最初に追及した…

「桜を見る会も、もともと菅官房長官の所管です。来年以降の中止を表明しても、私物化の責任が消えるわけではありません」─「桜を見る会」の疑惑を国会で最初に追及した、日本共産党の宮本徹衆院議員が、菅首相の誕生直後の東京民報のインタビューで語っていた言葉です(9月27日付)▼その桜を見る会をめぐる疑惑が、改めて再燃しています。東京地検特捜部の捜査で、安倍前首相の事務所関係者が、会の「前夜祭」で、数百万円の開催費用を補てんしていたことを認めたと報じられました▼もともと、桜を見る会の問題の核心は、公的な行事に首相が支援者を多数招き、税金で「接待」していたという私物化疑惑です。さらに、前夜祭での費用補てんまで行っていたとなれば、公職選挙法や政治資金規正法に明白に違反します▼宮本氏が言うように、官房長官として、桜を見る会の責任者だったのが菅氏でした。菅氏自身も、有名ホテルのパーティーが5千円でまかなえるなど、常識に反する説明を安倍氏とともに繰り返してきました▼国会の場で、首相と官房長官が、1年間にわたって嘘の答弁を何度も繰り返してきたとしたら重大です。安倍氏の証人喚問の決断など、事実を解明し説明する責任が、菅首相にかかっています。

(東京民報2020年12月6日号より)

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