有権者に現金を提供した疑惑で、東京地検特捜部の再捜査を受けている自民党の菅原一秀前経済産業相(59)=衆院東京9区=が1日、議員辞職願を衆院に提出し、3日の本会議で許可されました。菅原氏は自民党にも離党届を出しました。
菅原氏をめぐっては、有権者に高級メロンやカニを贈った疑惑が発覚し、2019年10月に経産相を就任1カ月半で辞任。選挙区内で枕花や香典名目で現金を寄付したことも判明しています。一度は起訴猶予処分となりましたが、検察審査会の議決を受けて、特捜部が再捜査し、8日に略式起訴しました。
菅原氏は辞職にあたって記者会見も開かず、疑惑について自ら説明しないままの姿勢に、批判の声が広がっています。
東京民報2021年6月13日号より











