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- 衆院議員リレーレポート*宮本徹*「たたかいの主人公は国民ひとりひとり」〈2021年8月8日・15日合併号〉
デルタ株が猛威をふるい、東京の感染状況はこれまででもっとも厳しい状況です。アメリカのCDC(米国疾病予防管理センター)は「水ぼうそう」並みの感染力と言っています。国会でエアロゾル感染対策の強化を繰り返し求めてきましたが、デルタ株への対策では一層大事です。
私自身も、一定時間、人と同じ空気を共有する場所では、マスクバンドもつかい、これまで以上に不織布マスクの密着に気をつけています。食事は孤食が基本、外食せざるをえない時も、換気がよく、話している人がいない時間帯・お店を極力選んでいます。そして帰宅後は鼻うがい。
感染をピークアウトさせる「行動変容」のためには、科学的かつ国民が納得出来るメッセージが何よりも大事です。感染爆発の最中に、五輪を続行するという矛盾したメッセージ、人流は減っているという楽観論をふりまく。国民が危機感を共有する上で、一番、妨げになっているのは菅首相の姿勢ではないでしょうか。人命を守ることにあまりに無責任な政権をかえるときです。
すでに入院が必要なコロナ患者が入院できない状況になっています。命を守るためには、病床確保と同時に、ホテル・在宅診療も含め、新しく承認された抗体カクテル療法や、重い患者へのステロイドの投与など必要な医療を届ける体制をしっかりつくることです。
医療関係者、保健所関係者の現場の声と知恵をうかがいながら、政府にひとつひとつ対策を求めています。パンデミックとのたたかいの主人公は、国民ひとりひとり。みんなで知恵と力をだしあい、危機をのりこえましょう。
(日本共産党衆院議員)
2021年8月8日・15日合併号より