フラッシュ@TokyoWeb版 コロナ禍で都営住宅の入居者募集を拡充、日暮里・舎人ライナーの脱輪事故で改善要望、都民ファーストが衆院選擁立を断念、など〈10月24日号より〉

コロナ禍で都営住宅の入居者募集を拡充

 東京都は新型コロナの影響で生活に困窮する人を対象にした都営住宅の入居募集を、現在の月100戸から120戸に拡充します。今年1~6月に月70戸、7月から月100戸に増やす中、5日の都議会代表質問で日本共産党の和泉なおみ都議が、募集を10月以降も継続し、さらに拡充するよう求めていました。

 募集期間は毎月中・下旬で、10月分は募集は18日から都住宅供給公社ホームページで公開し、郵送で申込書を受け付けます(29日必着)。

 日本共産党の尾崎あや子都議は「日本共産党都議団は小池都知事に継続と拡充を求めて申し入れや質問でも取り上げました。コロナ禍で住まいの支援を求める声が都政を動かしたものです。引き続き拡充を求めていきます」と話しています。

日暮里・舎人ライナーの脱輪事故で改善要望

 日本共産党都議団は12日、7日の地震発生の影響で、日暮里・舎人ライナーの車両が脱輪し、走行不能となり、乗客3人が負傷した事故を受けて、無人走行、無人駅の体制を見直し、駅員の配置や係員の増員を行うよう、小池百合子知事宛てに申し入れました。

 同事故では、車両も駅も無人のため、負傷者に対し、乗客で助け合い応急措置を行いました。また、事故発生の情報発信が遅く、内容も不十分との声が共産党都議団に寄せられています。

 申し入れでは、無人走行、無人駅の体制見直しの他、事故発生時の対応について、タイムリーに情報発信し利用客に届く情報提供の実施、運転見合わせの場合は各駅の入り口へ係員を配置し情報提供を行うこと、国とともに脱輪事故の原因究明するとともに、再発防止と利用客に対する安全性の確保の検証、改善を求めました。

東京都妊産婦支援を延長

 東京都は分娩前の新型コロナウイルス検査を希望する妊婦に対する検査費用の助成と、感染が認められた妊産婦の専門職による訪問や電話相談(寄り添い型)などの支援を来年3月末まで延長します。

 ウイルス検査費用の助成は1回に限り一人2万円を上限に補助。対象は▽都内居住者▽発熱等の感染症を疑う症状がない▽過去に本事業又は類似の事業(他の地方公共団体の事業を含む)による検査の費用助成を受けていない―の全てに当てはまる妊産婦。希望する人は、まず「かかりつけ産科医療機関」に相談する必要があります。

 また「寄り添い型支援」の対象は、都内居住者で、新型コロナへの感染が認められた妊産婦。問い合わせは特別区・八王子市・町田市に居住する人は、住んでいる区市保健センター、それ以外の地域に住んでいる人は、都福祉保健局少子社会対策部家庭支援課母子保健担当(電話03―5320―4368=受付時間:平日午前9時~午後5時)。詳細は都福祉保健局のホームページ

都民ファーストが衆院選擁立を断念

 小池百合子知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」が今月3日に立ち上げた国政新党「ファーストの会」は、衆院選での候補者擁立を断念しました。荒木千陽代表は、東京の小選挙区を中心に候補の擁立を目指すと表明し、候補者を公募するとしていました。ネット上では「政局ファースト」などの批判の声が溢れました。

(東京民報2021年10月24日号より)

関連記事

最近の記事

  1. 同性婚に対する党の方針を示す、(左から)立憲、共産、自民、公明、維新の代表者=22日、千代田区 …
  2. 杉並区 予算案を可決  杉並区議会は18日、岸本聡子区長が提案する2024年度一般会計当初予…
  3. 1面2面3面4面 【1面】 全盲の学生 「自分の力で通学したい」 大学前に音響信号ついた…
  4. 日本記者クラブで講演=3月19日、千代田区  新たな任務にたくさんの激励、期待の声をいただい…
  5.  自民党の裏金問題をめぐる衆院政治倫理審査会に18日、下村博文元文部科学相が出席しました。下村氏は…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る