〈一分11月7日号〉「市民と野党の共闘による政権交代」を掲げた総選挙が、10月31日に投開票されました▼注目を集めたのが、…
- 2021/11/2
- Opinion
「市民と野党の共闘による政権交代」を掲げた総選挙が、10月31日に投開票されました▼注目を集めたのが、自民党の大物議員の相次ぐ小選挙区敗北です。自らの口利き疑惑に口をつぐんだまま、自民党幹事長に就いた甘利明氏は、立憲民主党新人に神奈川13区で敗れました。自民党幹事長の小選挙区敗北は史上初です。東京8区では、自民党都連会長を務めたこともある石原伸晃氏が大差で落選しました。東京でも、7つの小選挙区で、一本化した野党候補が接戦を制するなどして勝利しており、共闘の効果は明らかです▼今回の市民と野党の共闘は、共通政策と政権協力合意、選挙協力の3点を含む画期的なものとなりました。本格的な政権選択選挙に、自民公明両党は危機感をあらわにして、デマも含めた野党攻撃や、業界団体の締め付けなどを展開しました▼自民党は東京比例で、05年の郵政解散選挙以来となる、200万票を超える得票をしています。政権を守りぬこうという強烈な与党の攻撃に打ち勝って、新しい政権の魅力をどう国民に広げるか、さまざまな教訓と課題もみえてくる選挙です▼選挙戦では、市民と野党の共闘の、さまざまなドラマも生まれました。政権交代への道をさらに歩み進める、たたかいの再出発です。
(2021年11月7日号より)