■大規模接種 新たに2会場
東京都は8日以降、新型コロナワクチンの3回目接種会場として既存の都庁南展望室(新宿区、13日~)、立川南会場(立川市、同)、行幸地下(千代田区、16日~)に加え、三楽病院(同、8日~、一日800人)と乃木坂接種センター(港区、11日~、同1200人)を新設。ワクチンはモデルナ社製を使用します。
接種の対象は都内在住の18歳以上。教育・福祉・医療関係者などのエッセンシャルワーカーは都外の勤務者も受けられます(パート、アルバイト、派遣社員等を含む)。
都の専用サイトからの予約が必要。
■港区議会 デフリンピック請願
港区議会区民文教常任委員会( 12 月1日)で、聴覚障害者のオリンピックと言われるデフリンピックの2025年の東京開催を求める請願が全会一致で採択され、港区議会として東京都に要望書を提出しました。審議の際、請願者の趣旨説明で初めて手話通訳がついて行われました。
2021年に行われる予定のデフリンピックはコロナの影響で22年5月に延期され、ブラジルのカシアス・ド・スルで開催。その次が25年になります。東京都が決断すれば実現できるものです。日本共産党港区議団は「デフリンピック開催が、手話を知ってもらい、通訳者を増やすきっかけになればよいと考えています」としています。
■コロナ後遺症相談 4分の1が20代以下
都の調査・助言機関「東京感染症対策センター(東京iCDC)」が、都立・公社病院に開設した「コロナ後遺症相談窓口」のデータをもとに、コロナ後遺症の分析結果をまとめました。20代以下の相談者が全世代の4分の1を占めるなど若い世代も含め、幅広い年代で後遺症に悩まれていることが分かりました。1月15日までに受け付けた4804件の相談のうち、昨年10月末までに受けた3857件を分析。「既往症なし」と答えた人は76%を占めています。
相談者が訴える症状は多岐にわたり、複数の症状を訴える相談者が全体の60%を超えています。主な症状は嗅覚障害、倦怠感、味覚障害、咳嗽(せき)、発熱等が多く見られています。年代別でみると「嗅覚障害」と「味覚障害」が、10代から30代の若年層の割合が高く、特に10代で傾向が顕著に見られるといいます。
東京iCDCは「後遺症は年齢や性別、既往症の有無、コロナ発症時の重症度などに関わらず、コロナに罹患した全ての方に起こる可能性がある」「コロナに罹患しないよう、日々の基本的な感染予防策を徹底していくことが重要」と呼びかけています。