2010年10月から連続する、調布市内での地表陥没・巨大地下空洞の発生事故で中断していた、東京外環道工事の再開が事業者から公表され注目が集まる中、17日に調布市文化会館で「外環問題を考えるシンポジウム」が開催されました。「外環問題被害住民連絡会」と「調布陥没事故原因究明ワーキンググループ」が主催。住民・事業者・中立的立場の専門家が集い、事故の原因や対策などについて意見を交わそうと企画したものです。
当日は事業者であるNEXCO東日本、同西日本、国土交通省は欠席。大阪大学の谷本親伯ちかおさ・名誉教授や名古屋大学の浅岡顕・名誉教授が会場参加した他、オンラインで地盤工学の専門家らを結びながら行われました。
事故を引き起こした原因を検証し再発防止策を公表した、NEXCO東日本の東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会での資料などをもとに、多方面から検証されました。また、専門家が住民の疑問に答えるなど、活発な議論が交わされました。