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【アーカイブ】CU東京 組合員1500人を達成 厳しい雇用にコロナ追撃 〈2021年1月31日号より〉
- 2022/2/20
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- 豊島
2009年6月に57人で結成した・労働組合・CU東京(コミュニティユニオン東京)が昨年12月初旬、かねてより目標にしていた組合員1500人に到達しました。さらに加入者は増え、1533人の組織で2021年を迎えました。
働く人の駆け込み寺に
CU東京はパートや派遣、フリーランスなど雇用形態を問わず、労働者が1人でも入れる個人加盟の労働組合。都内に14の支部があり、働く人すべての悩みを受け止める「駆け込み寺」として存在感を高めています。
目標達成について、高木典男書記長は「組織の拡大という点ではうれしい話だが、ここは困っている労働者が相談に訪れる場所。労働環境が一層厳しくなっていることの表れでもある」と、危機感を口にしました。
緊急の相談でも
CU東京は発足以来、右肩上がりに組合員数を伸ばしています。その背景には、どんな緊急の相談でもすべての労働者の悩みに応えられる体制づくりと、支援者や相談員になってもらうために労働組合の運動を理解してくれる人を増やすことを重視した、日々の活動があると言います。
年間相談件数は、16年度(16年4月~17年3月)が276件、17年度が346件、18年度が389件、19年度が365件と推移。20代や70代の相談が上昇傾向にあり、「生活のためなどで働かざるを得なくなった人が増えている」と高木氏は指摘しました。