【健康コラム】なりゆきまかせ岸田首相 コロナ危機を悲劇に変え多くの命を奪う〈2月27日号より〉

 オミクロン株の急拡大のすごさ、驚きですねえ。

 発熱外来は限界超え、検査キットも足りず、検査試薬も足りない。検査待ち・結果待ちに数日、頼みの経口治療薬の供給も滞って。

 病床余裕なく人手不足、救急搬送先が長時間見つからない。予定手術も延期。

 医療ひっ迫状態です。

 で、この国の政権の対応がこれ。検査せずみなし陽性としていい。受診なしで自ら検査して自宅療養できる、入院期間も感染者と家族の自宅待機期間も短く。

 志位和夫共産党委員長の指摘が当たり。“なりゆきまかせのびほう策”(2.3)

 2月5日、全国新規感染106,397人、東京都21,122人。次週も拡大続く。

 ワクチン接種を早く!

 3回目接種の有効性の検討結果です。追加接種を受けていない人と比べて。(LANCET 2021.12.4)

 “入院予防効果93%、重症化予防効果92%、死亡予防効果81%あった”

 別の報告(査読前)を。(medRxiv 2022.1.25)

 “オミクロン株への抗体価は3回目で39倍に”

 その3回目接種が遅々と進まない。接種目標を持たないのか、と問われて、なりゆきまかせ首相は、“ない”。(衆院予算委 2.2)

 会見は1月4日から1カ月間なし、説明しない。

 だけどさあ、アベコベ策はやっていたんだよねえ。

 発熱外来補助金終了、PCR検査・抗原検査の診療報酬の大幅引き下げです。

 内閣支持率の下落(読売調査 2.4-6)となったら岸田首相は一転です。1日100万回接種を目指す、と。(衆院予算委 2.7)

 有効な手立てなしのまま死者は過去最多。(2.15)

 コロナ対応失敗政権への医学誌批判(NEJM 2020.10.8)です。“危機を悲劇に変え危険なほど無能多くの命を奪う政権は支持すべきでない”

(上野敏行)

(東京民報2022年2月27日号より)

関連記事

最近の記事

  1. 球場とラグビー場の再生案を発表した会=10日、豊島区  神宮球場と秩父宮ラグビー場を取り壊し…
  2.  今年1月に起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故をうけて11日、日本航空被解雇者労働組合(JH…
  3. 市議会本会議で初質問に立つ荒木市議  市議になる前は、33年間、都内の私立校で数学教員をして…
  4. 伊藤ひろみ市議  議会に送っていただいて、4回目の定例議会が終わり、ほぼ1年経ちました。福生…
  5.  葛飾区庁舎の移転を含む京成立石駅北口の再開発事業をめぐり、新たに建築する超高層ビルの床を不当に高…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る