樹齢100年を含む1000本超の樹木が伐採される神宮外苑地区(新宿区、渋谷区、港区)の再開発計画の見直しを求める、ネット署名(Change.org)に賛同が広がっています。19日の立ち上げから4日で4万1000人(22日現在)を超える人が署名を寄せています。

世界遺産の推薦権限を持つ日本イコモス国内委員会が見直し提言を出す中、再開発計画は9日の東京都都市計画審議会で承認されました。ところが、そのことが報道されて初めて知ったという人も多く反対の声が急速に広がっています。
著名人も反対の声をあげています。哲学者の斎藤幸平氏は「なぜ金儲けのために1000本もの樹木が伐採されないといけないのか。この五輪絡みの国立競技場一帯の再開発は本当に許しがたい。高層ビル開発にむしろ厳しい規制をかけるべき」、思想家の内田樹氏は「神宮外苑の樹木1000本の伐採に強く反対します」と、ツイッターで発信しています。
(東京民報2022年2月27日号より)
※批判の高まりの中、神宮外苑の再開発計画を承認した、都市計画審議会についてのweb東京民報の報道はこちら。
※Chang.orgでの、神宮外苑の再開発計画の見直しを求めるネット署名はここから。