
足立生活と健康を守る会は14日、足立区に「生活保護のしおり(冊子)」などの改善を求めて要請しました。
同会の黒岩哲彦会長は「生活保護に対する嫌悪感があるために利用すべき状況の人でも利用を拒む」と切り出し、「命を守る観点から利用は権利として『申請は国民の権利です』という区のホームページにあるような素晴らしい内容で、しおりもならって改善をお願いしたい」と訴えました。また、北海道札幌市のように生活保護制度の周知ポスターの作成を求めました。
参加者も制度利用に対する誤解や偏見を取り除くよう区も積極的に対応して欲しいと発言。SNSで生活保護バッシングが起こった時に「足立区は〝生活保護は権利〟だと発信したことは行政として誇れる対応。情報は多い方が良いし、インターネットを使えない人のために、しおりの改善もお願いしたい」など口々に語りました。
区の担当者は来年度、しおりを更新予定だとして「本日の意見も参考にしたい。窓口ではわからない改善の余地もある。現状より良いものを作る努力をしたい。また意見を寄せて欲しい」と応じました。要請行動には日本共産党足立区議団も同席しました。
〈東京民報2022年2月27日号より〉