日本初の鉄道遺構「高輪築堤」(港区)について、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の諮問機関イコモス本部(パリ)が、世界遺産級の遺構が破壊されそうな場合などに出される「ヘリテージアラート(国際的遺産警報)」を出しました。
東京民報の過去の記事から、高輪築堤の重要性をめぐる学習会、保存を求める動きなどを選びました。
①出土の経緯は
高輪築堤は、2019年4月の品川駅改良工事で、石垣の一部が発見されたことから出土しました。
出土の経緯や、文科相の現地視察などの記事です。
②21世紀最大の発見とも
高輪築堤は、日本初の鉄道の開業当時、描かれた浮世絵の姿そのままで発掘されました。
住民や専門家らが結成した、全面保存を求める会が開いた学習会では、専門家から「日本の近代化遺産としては、21世紀最大の発見」と指摘しました。
③全面保存を求める会が学習会
全面保存を求める会が2021年12月に開いた学習会では、高輪築堤の破壊の現状などが報告され、「残す英断」を求めました。学習会の記事です。
④日本共産党議員団、繰り返し保存を求める
日本共産党の国会議員団、港区議団も繰り返し、全面保存を求めています。文化庁に21年4月に聞き取りを行った際の記事です。
(WEB東京民報 2022年3月9日公開)