
革新都政をつくる会は18日、定期総会を豊島区内で開き、市民と野党の共闘を発展させ、「暮らしと命を大切にする都民が主人公の都政実現」を目指す活動方針を決めました。
木下雅英代表世話人(都教組)が開会あいさつし、「ロシアの侵略は最悪の人権侵害で、核兵器による脅しも許されない」と糾弾するとともに、「この機に乗じた改憲の動きを許すわけにはいかない」と指摘。東京での市民と野党の共闘の発展に触れ、「政治を変える希望が生まれつつある」と語りました。
来賓あいさつで弁護士の宇都宮健児さんは夏の参院選について、「衆院で3分の2の議席を得た改憲勢力に、参院でも3分の2を取らせない。そのために重要なたたかいになる」と語りました。
日本共産党の尾崎あや子都議が都議会報告しました。尾崎都議は、コロナ禍のもとで都立・公社病院を地方独立行政法人化しようとする小池都政を、開会中の都議会定例会の論戦も紹介しながら批判。あわせて、来年度予算案に18歳までの医療費無料化の検討が盛り込まれたことや、都立高校でツーブロック禁止の校則が全廃されることなど、「都民の運動こそが、都政を前向きに変えていく」と強調しました。
中山伸事務局長が活動方針案や予算案を提起。参加者の討論では、ロシアの侵略に抗議する各分野の取り組みや、病院独法化に反対する運動、参院選に向けた活動などについて発言がありました。
〈東京民報2022年3月27日号より〉