渋谷区議会は 6月15日、3月に渋谷区内のテニスコートに氷塊が落下したとされる問題で、羽田新ルートへの「住民の不安を解消する策を講じる」よう求める意見書を可決しました。
氷塊が落ちたテニスコートの周辺は、高いビルなどはなく、住民からは「飛行機からの落下しか考えられない」と声があがっています。他方で国交省は、当時、上空を飛んでいた可能性のある航空会社に確認したなどとして、調査を打ち切りました。
意見書は、同区議会が、落下物事故のリスクなどを不安視する住民からの声を受け、意見書をあげてきたことを指摘。「しかしながら、地域住民の不安を解消するには至っていない」としています。
新宿区議会 固定化回避求める
羽田新ルートをめぐっては、新宿区議会も6月20日、新ルートの固定化回避を求める意見書を全会一致で可決しました。同区議会に、約100人の町会長が賛同する新ルートの運用停止を求める陳情が出されるなど、区民から新ルート反対の声があがっていました。
〈東京民報2022年7月3日号より〉