新型コロナ 1カ月後は5万人超 都会議が警戒呼びかけ〈2022年7月17日号〉
- 2022/7/14
- 新型コロナ対策
新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。7日開かれた東京都のモニタリング会議で、東京感染症対策センターの賀来満夫所長は「第7波に入ったとも考えられる」との認識を示しました。
6日時点の1週間平均の感染者は1日当たり4395人で前週の1.9倍となりました。このまま増えると2週間後(20日)に1万5534人、4週間後(8月3日)に5万4902人となり、第6波のピークを大幅に超えると予測。「急激な感染拡大に直面している」として警戒を呼びかけました。変異株PCR検査での6日時点の速報値では、オミクロン株の亜系統としてBA.2より感染性が高いとされるBA.5への置き換わりが進んでいると分析しました。
また、感染経路が明らかだった新規陽性者のうち、同居する人からの感染が68.9%と最多で、次いで特別養護老人ホームや病院、学校、通所介護の施設での感染が 11.9%、職場での感染が8.0%でした。会食による新規陽性者数が前週173人から今週361人へと倍増したことを受け、換気や短時間・少人数、会話時のマスク着用などの感染対策の周知徹底の重要性が改めて強調されました。
都は9日、新たな感染者が9716人確認されたと発表。前週の同じ曜日を22日連続で上回り、前週比の2.7倍。入院者数は1713人で病床使用率は33.9%でした。
〈東京民報2022年7月17日号より〉