「憲法が希望と掲げる山添拓さんが、私にとっての希望」―参院選の取材で、各地で多くの人から聞いた言葉です▼10日に投開票された参院選。夜8時に投票が締め切られた直後、山添さんの当確が報じられると、事務所に集まった、支援者や選挙ボランティアが喜びを爆発させました▼東京選挙区で、山添さんと吉良よし子さんの日本共産党の議席は、4回連続での獲得になります。その喜びの一方で、比例代表の得票は、全国で361万票、3議席という悔しい結果となりました▼参院選投開票日の翌日には、杉並区で自公系現職を打ち破って当選した岸本聡子新区長の初登庁がありました。岸本氏は「新しい地方自治のあり方が全国の皆さんに勇気を与えられるよう一生懸命に頑張ります」と決意を語りました。公共政策が専門で、長く続いた新自由主義の路線を転換させ、命と暮らしを守る区政を目指そうという区長の誕生が、希望を広げています▼参院選では、改憲勢力が参院でも三分の二を占め、いよいよ改憲阻止が政治の大きな焦点になります。参院選、杉並区長選ともに、選挙後、多くの人が語っている言葉がありました。「当選で終わりではない。自分自身も、これからのたたかいを頑張りたい」という決意です。
〈東京民報2022年7月17日号より〉