韓国映画「雪道」劇場初公開 「慰安婦」の生、証言もとに〈2022年7月24日号〉
- 2022/7/26
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日本軍「慰安婦」とされた朝鮮人女性の苦しみと、女性への暴力、生き抜く姿と友情を描いた韓国映画「雪道」(2017年)が8月6日から、豊島区のシネマハウス大塚で劇場公開されます。自主上映などはされてきたものの、劇場では初公開です。
朝鮮半島の小さな村で暮らす15歳の少女チョンブン(キム・ヒャンギ、現代はキム・ヨンオク)は、家が貧しくて学校に行かせてもらえず、裕福な家庭で学校に通う同い年のヨンエ(キム・セロン)をうらやんでいます。ある日、二人は日本に行けるとだまされたり、拉致されたりして日本軍慰安所に送られて―。
元「慰安婦」たちの勇気ある証言に基づくフィクションです。
東京民報の読者優待で、家族友人とも1200円。上映を進めるNKAプロモートの河野唯史さんは「空調設備など新しい劇場で、感染対策をとって上映します。『慰安婦』問題をないものにしようという動きが強まる中、多くの人に事実を知ってほしい。東京の成功で、全国に上映を広げたい」と話します。
公式ホームページ https://nka-promote.com/
〈東京民報2022年7月24日号より〉