あきる野市議会で2度の市長不信任決議が可決され、失職したことによる市長選(28日告示・9月4日投票)に、日本共産党西多摩・青梅地区委員長の数野はじめ氏(74)が立候補します。数野氏は19日の記者会見で「憲法と地方自治法を生かし、市民の切実な願いにこたえる市政を実現する」と表明しました。
数野氏は村木英幸市長(65)が条例無視の言動により、市民の期待を裏切ったことは不信任に値するものと指摘。「開発優先で市民に冷たい自民党政治に戻してはならない」と表明。コロナ対策で市独自の検査体制の充実、コミュニティバス増便など公共交通の充実、補聴器購入補助制度、学校給食費の無償化の実現を公約しています。
市長選には数野氏の他、村木氏と前自民市議の中嶋博幸氏(55)=無新、自民推薦=が立候補を表明しています。
◇数野氏の略歴 1947年、青梅市生まれ。青梅第三中を卒業後、東芝府中工場入社。19年から西多摩青梅地区委員長
〈東京民報2022年8月28日号より〉