「憲法改悪ムリぽ~ん」「返せようちらの民主主義」―日本社会に危機感を抱き、まっとうな政治を求めて声を上げる若者グループ「選挙ギャルズ」が20日、憲法改定や安倍晋三元首相の国葬などに反対する「ラブピ(ラブ&ピース)パレード」を都心で行いました。
同グループがSNS(ネット上の交流サイト)で呼びかけ、年齢やジェンダーを超えて112人(主催者発表)が参加。「うちの声聞こえてる?」などと書かれた旗やプラカードを掲げ、日比谷公園(千代田区)から銀座(中央区)を経由し、京橋(同区)まで約2キロの距離を歩きました。
選挙ギャルズは、選挙でボランティアを行っている若者らが、昨年の衆院選挙が始まる前の5月に結成。「ギャル」はあくまでマインド性(精神)で、年齢や性別は問わず、憲法改定反対、気候変動対策、差別について問題意識を持つ約20人が現在、メンバーとして活動しています。
パレードは、ピンク色を基調にデコレーションしたポップなデモカーを先頭にスタート。参加者は「今の日本、なんかおかしくない?」「改憲、国葬、税金、カルト、今は求めてないムリぽ~ん」と、オリジナルの歌詞をのせたサウンドに合わせ、リズムを取りながら行進。沿道を歩く人たちの注目を集めました。