檜原村産廃焼却場 建設中止の陳情不採択 環境建設委 共産、グリーンのみ賛成 〈2022年9月25日号〉

陳情の採択を主張する原純子都議=14日、環境建設委員会

 都議会環境・建設委員会が14日開かれ、「檜原村産廃焼却場の建設計画に関する陳情」についての質疑がありました。「慎重審議」を求める9件の陳情は全会一致で趣旨採択となりましたが、建設不許可を求める陳情については、日本共産党、立憲民主党、グリーンな東京は継続審査を求めましたが、自民、都民ファースト、立憲民主、公明の反対で不採択となりました。

 同村の産業廃棄物焼却場の建設を巡っては、「自然豊かな檜原村に産廃焼却場はいらない」との署名が1万5千人、その他にネット署名1万人を超えるなど、反対の声が広がっています。村議会では全会一致で反対決議があがり、9月議会で坂本義次村長も反対を表明しました。

 同施設は比留間運送(本社・武蔵村山市)が計画。高さ45㍍の巨大な煙突を備え、24時間稼働1日96トン、年間最大3万5000トンの汚泥や廃油などの産廃が焼却されます。現在、事業者から廃棄物処理法に基づく設置認可申請が都に提出され、審査が行われています。

 7月27日の専門家会議では、焼却施設の安定操業に必要な水の確保が確認できないなど、複数項目で追加回答を求める意見が続出。都は事業者に対し、追加書類の提出を求めています。

 日本共産党の原純子都議は質疑で、専門家から地下水確保や貯水への疑問、沢の水質汚染の影響など、「事業にとって根本的な疑義が出されていることは注目すべきことだ」と強調。さらに、騒音や排ガス対策など、さまざまな不安の声もだされているとし、「都民の命の水、多摩川の水源を守るために、豊かな自然を壊すことのないように、(全ての)陳情を採択すべきだ」と主張しました。

 建設不許可を求める陳情について共産党の里吉ゆみ都議が継続審査を求める動議を提案。共産党、立憲、グリーンが賛成しましたが、自民、都ファ、公明の反対多数で否決。その後、陳情は、日本共産党、グリーンのみの賛成で不採択となりました。

東京民報2022年9月25日号より

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