2024年の都知事選に向けて、「市民と野党の共闘の実現で、都政転換を」目指そうというスタート集会が5日、千代田区で開かれました。主催したのは、20年都知事選で共闘を訴えた「呼びかけ人会議」です。
会議の代表呼びかけ人の浜矩子同志社大教授はあいさつで「政治家が世論に背を向けることは、文字通りの背信行為。都民の声に背を向けた都政には、退場してもらうしかない」と訴え。「聖書にある『荒れ野で叫ぶ声』のように、世論に背を向けた都政に私たちの声をあげ、都政に魂を吹き込もう」と力強く呼びかけました。
武蔵野市の松下玲子市長が、「市民と野党の共闘で切りひらいたもの」をテーマに講演しました。松下氏は、子どもの時に家族の転勤で、給食のなかった横浜市から給食のある北海道苫小牧市に引っ越しし、「政策や制度が地域によってまったく違うんだと気付いた」ことが政治家としての原点と紹介。市長としてこの5年間、「市民の声にしっかり耳を傾けることの大切さ、反対する人の声にも真摯に向き合う大切さを感じてきた」として、保育園待機児解消や18歳までの医療費無料化、自治基本条例など市政の取り組みを語りました。