最も身近な性暴力である痴漢をなくすために、何ができるかを考えようと、日本共産党を応援する人たちでつくる「JCPサポーター東京」が15日、討論企画「山添拓と痴漢ゼロ ジェンダー平等へみんなで変えよう」を開きました。
3人のパネリストによる討論をインターネットで配信したほか、会場参加者はグループに分かれて話し合い、双方向で痴漢ゼロについて考える企画として開かれました。
パネリストによる討論では、米倉春奈都議が、日本共産党都委員会ジェンダー平等委員会が集めた痴漢被害に関するアンケートを紹介。「あらゆるところで」「何度も何度も」痴漢被害が起きている実態や、暴力や脅し、盗撮を伴ったものも多いこと、子どもがターゲットになっているなどの実態を説明しました。
山添拓参院議員は、国政における痴漢対策の現状について発言。内閣府として初めて性暴力被害の実態調査が行われ、対象者のうち26.4%が何らかの被害を受けたと答えたことを指摘。「調査結果から、見ず知らずの人から、公共の場で被害を受けている深刻な実態が明らかになった。警察に届けた人も多くない」と話しました。
そのうえで、国が「痴漢撲滅パッケージ」を今年度中に作ろうとしていることについて、「しっかりとしたものをつくらせる必要がある。同時に、多くの人が声をあげたことで、痴漢ゼロが政治の課題となったのは大事なことだ」と強調しました。