東京外かく環状道路(東京外環)工事で起きた、調布市内での地表陥没事故(2020年10月)から約2年が経過する16日、東京外環道被害住民連絡会が集会を開きました。
集会では芝浦工業大学の稲積真哉教授が講演。事故を起こした施工者のNEXCO東日本などが出した資料をもとに語りました。
NEXCO東日本などが、地盤陥没や地下空洞に関連して行おうとしている工事を「地盤補修」と説明していることに対し、稲積氏は「一般的には『地盤改良工事』という」と説明。今回、NEXCO東日本などが用いる工法について解き 明かし、「通常、地盤改良の目的は①地上構造物の安定②施工の安全性の確保―にある。元々あった土に改良体(コンクリート柱)を作り置き換える。その際に空気で排泥を持ち上げるので、排泥の状況確認が大切だ」などと語りました。