東京都 情報公開条例に違反 共産党都議団が会見で告発〈2022年10月30日号〉
- 2022/10/29
- 都政・都議会
東京都は公文書の開示を巡って、重大な情報公開条例違反をしている―。日本共産党都議団が18日、記者会見で明らかにしました。和泉なおみ、原のり子、池川友一、福手ゆう子の各都議が参加しました。
共産党都議団によると、同都議団が7月13日に行った保健所の調査委託に関する公文書開示請求に対し、情報公開条例第12条2項を根拠に小池百合子知事名による開示決定の期限を9月9日まで58日間延期した上に、さらに11月8日まで、計118日間も延期すると通知しました。このことが、都の情報公開条例に違反して行われたと告発しました。
情報公開条例第12条2項は「やむを得ない理由がある場合でも60日以内に開示決定しなければならない」と定めており、期間延長の限度についての例外規定はありません。共産党都議団は「明らかな条例違反だ」として、是正を黒沼靖副知事に申し入れようとしたところ、都側は直前になって「違反との申し入れは受けられない」と拒否しました。