2023統一地方選 共産党予定候補 挑戦への思い 杉並区・小池めぐみさん「変えるパワー、あなたにも」区長選勝利が人生の転機〈2022年11月13日号〉

 「岸本聡子さんが区長に当選した瞬間、自分が無力ではないと、人生で初めて実感することができました」。こう語るのは、来春の杉並区議選(定数48)に日本共産党(現有6)から立候補を予定する小池めぐみさん(39)です。住民の力で区政転換を成し遂げたこの日を境に、区長選の一ボランティアだった小池さんが日本共産党に入党し、そして予定候補へと人生が激変するのでした。

▼小池めぐみ(こいけ・恵)さんの略歴 1982 年、栃木県生まれ。宇都宮女子高校卒、早稲田大学第一文学部中退。中野区立中央図書館でNPO 職員として働く(図書館司書)。指定管理者制度の導入により失職、非正規雇用で職場を転々とする。現在は英語教室 講師と障害者訪問介護に従事。高円寺地域の小学校でPTA 役員を3 年間務める。地域ではボーイスカウトのリーダーも務める。日本共産党杉並地区ジェンダー平等推進室長。家族は夫と一男。趣味は映画鑑賞、読書、祭り、カラオケ。

 “予兆”はありました。東日本大震災と原発事故に前後する妊娠・出産の時です。子どもを産んだ直後に、東日本大震災と原発事故(2011年3月)が襲いました。「子どものことを思うと、放射能には過敏なぐらい神経を使いました。このとき、政治と命は直結していると感じ始めたのです。純粋に政治を信用していたのに、自分に知らされているのは全てではないかもしれない」。政治への不信と同時に関心も芽生えたのです。

 安保法制(戦争法)が社会を揺るがす大問題になった時(2015年7月)には、初めて国会前に行ってデモに参加しました。子どもができたことで、杉並区政への関心も生まれました。

声を上げる人みて選挙ボランティア

 子育ての12年間は、田中良前区政3期12年とほぼ重なります。待機児童の解消を名目に保育園を民営化、公共施設の再編計画で14もの児童館がつぶされました。住民合意もなく強行する道路計画が何本も持ち上がりました。住民無視の区政に憤った区民が反対する会をつくるなど、住民運動が広がりました。そうした人たちが区長選(22年6月)に立ち上がり、岸本聡子さん(現区長)を推しました。

 「声をあげる人たちを見て、何もしてこなかったことに後悔の念をもちました。子どもたちは声を上げることはできない。自分が今、何もやらなかったら絶対に後悔する」。いても立ってもいられなくなった小池さんは、プラスターとのぼりを持って駅頭に立つ選挙ボランティア「サポメンひとり街宣」を引き受けます。JR高円寺駅と丸ノ内線の新高円寺駅に2週間、毎朝毎晩立って、声をからして訴えました。

 結果は現職を破っての岸本さん初当選。「人生観を変える成功体験でした。一人ひとりの力は小さいけれど無力ではない。力を合わせると大きな力になる」。そう確信した小池さん。自分の住む街の問題に、今まで以上に目が向くようになります。

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