横田基地と日本からのオスプレイ撤去を求めて、13日に「オスプレイいらない東京大集会」が福生市で開かれます▼横田基地所属の特殊作戦用の空軍オスプレイは、10月20日に和歌山で緊急着陸を起こしたばかりです。飛行中にコクピットに警告表示があったためで、横田基地周辺自治体は「このような事態が発生したことは極めて遺憾」として原因究明や再発防止を要請しました。日本共産党都議団も、飛行中止を米軍に求めるよう、都に申し入れています▼横田基地所属機による日本国内での民間空港などへの緊急着陸は2018年の配備以来、すでに5回目です。特に21年は6月、9月、12月と立て続けに繰り返しました▼この他にも米空軍は、オスプレイのエンジンとローターをつなぐクラッチに、飛行中に不具合が生じる事故が続いたとして、8月に一時、世界53機のオスプレイをすべて飛行停止にしました。不具合の根本的な原因は不明のままで、乗員の訓練などで対応するとして飛行を再開しました▼横田基地周辺の住民は、「クラッチの故障で車検を通らない車が、公道を走っているようなもの」と憤ります。13日の集会は多摩川中央公園で午後1時45分開会。「欠陥機は日本の空を飛ぶな」と、秋空に声を響かせます。
〈東京民報2022年11月13日号より〉