「対話から始まる」へ歩み 杉並区 岸本区長が会見〈2022年11月20日号〉

 杉並区の岸本聡子区長は9日、記者会見し、選挙公約「さとこビジョン」実現に向けた取り組み状況について、「着実に歩みを進めている」とし、道路計画の見直しや補正予算案の内容について説明しました。

記者会見する岸本区長=9日、杉並区

 「私が掲げた『対話から始まる みんなの杉並』がいよいよ始まったなという実感を持った」。岸本区長は強調しました。その事例として挙げたのが、前区政が改定作業を進めていた「区まちづくり基本方針」の見直しです。骨子案の策定について、いったん中断し、「まちづくりを脱炭素化の視点から推進する方針」を中心に据えて大幅修正した上で、意見募集で寄せられた区民の意見を反映したものに改めました。

 前区政の「まちづくり基本方針」に示された道路計画を巡っては、住民から強い反対の声が上がり、区長選で大争点となりました。岸本区長は「地域住民や関係者と丁寧に話し合い、反対意見が強くある場合は凍結し、見直します」と公約していました。

 骨子案を策定するにあたって岸本区長は、素案への意見募集を10月1日から17日間実施。575件にのぼる意見が寄せられたと紹介(ホームページで公開)。田中良前区長が辞任間際に認可申請し、都が認可した道路が通る西荻・高円寺地域では、まちづくりの中で道路を考える対話集会「さとことブレスト」をスタートさせ、これまでに2回開催。今年度中に計8回開催を予定しています。区は骨子案を基に年内に「まちづくり基本方針」(案)をまとめ、区民からの意見募集をした上で、来年3月に決定するとしています。

児童館廃止計画 方向変えたい

 岸本区長は前区政のもとで決めた区内児童館の全廃計画について、「来年度以降、廃止の方向を変えたい。区民の意見を聞いていきたい」とのべました。

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