外環道陥没事故 家屋解体に1月着手へ 住民「地域の不安に向き合え」〈2022年12月18日号〉

住民との意見交換会について記者に説明するNEXCO担当者=10日、練馬区

 東京外郭環状道路(外環道)の工事によって、調布市で起きた陥没事故をめぐり、事業者のNEXCO東日本が進める「地盤補修」工事のため、ヤードの設置作業を21日にも始めると明らかにしました。

 9日、10日に開いた住民との意見交換会で、今後のスケジュールを示したもの。1月にも現場の家屋解体に着手するといいます。工事全体の期間は「おおむね2年程度」を見込んでいるとしています。

 工法は、陥没や空洞が見つかった地盤に、固化するための材料(セメントスラリー)を空気とともに高圧で噴射し、土と攪拌(かくはん)することで、円形の地盤改良体をつくる「高圧噴射攪拌工法」。このため、セメントなどのプラントヤードを別の地域に設置し、工事現場まで資材を流す管路を設置する必要があります。

 住民からは、▽プラントヤードにトラックやセメントローリー車が頻繁に来ることによる騒音や交通の危険▽住宅街を管路が通ることへの心配▽地盤改良による地下水への影響▽高圧噴射攪拌工法にリスクはないか▽家屋解体によるアスベストの拡散―など多くの不安の声が出ています。意見交換会に出席した住民は「地域の不安の声に、事業者はきちんと向き合うべきで、工事を強行すべきでない」と話しています。

東京民報2022年12月18日号より

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