外苑再開発 事業者が環境アセスを提出 都の許可で着工可能に〈2023年1月29日号〉

上部が枯れ、幹や枝が見えている神宮外苑のイチョウ

 神宮外苑地区の再開発計画で、事業者が都に提出した環境影響評価(アセスメント)の評価書が20日、公示されました。都が許可すれば、着工されることになります。樹齢100年を含む多数の樹木を伐採して超高層ビルを建設する再開発計画に対し、都民や専門家から見直しを求める声が広がっており、小池百合子知事の対応が問われます。

 小池知事は20日の定例記者会見で今後の対応について、「条例に則って厳正に進めていく」とした上で、「どのような再開発をしていくか、これまで様々な手続きが厳正に行われてきた。先人たちの思いを引き継いで100年先の未来につなげるまちづくりに、真摯に事業者の皆さんには取り組んでほしい」とのべました。

 環境影響評価の評価書を巡って都は昨年暮れ(12月26日)に、審議会総会を唐突に開催。これに対し、「神宮外苑を守る有志ネット」とユネスコの諮問機関の日本イコモス国内委員会は抗議声明を発表しています。

 十分な告知もなく急きょ開催したことは環境アセスの公開性に反し、都民参画を求める都条例を阻害するものだと批判し、審議会の無効と再度広く周知しての開催を要望。日本共産党都議団も十分な告知なく開催したことを批判した上で、審議会総会では疑念や確認事項についての明確な前進はなかったとし、小池知事に対し着工を許さないよう求めています。

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