【 #Web東京民報 連載】東京わがまち 47 王子の凧市

(北区 王子稲荷神社)

 王子の凧市は2月の午の日、今年は12日(日)と24日(金)に開かれる。

 大火の多かった江戸時代「凧は風を切って上がる」ことから火防のお守りとして、王子神社の奴凧を買い求めたという。幅25センチほどで、伝統工芸品として飾っておける愛らしさだ。凧を買おうと神社から参道まで長蛇の列が続く。前の年に買った凧は持って行って納めるのが習わし。

 王子駅からの旧参道には100店以上の露店がたち、3日間で5万人以上の人で賑わう。凧市の日には、境内で子どもたちによる「王子の狐踊り」が演じられる。これが実にかわいらしい。凧市に行ったら、必見だ。

写真・文 夏目安男

〈東京民報 2017年2月12日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

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