「ゆたかな高齢期をめざす東京のつどい」全体会が22日、中野区で開かれます。東京高齢期運動連絡会の菅谷正見さんの寄稿で紹介します。
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岸田政権は、ロシアのウクライナ侵略を滅多にない機会と捉え、国民の不安を駆り立て、アメリカ言いなりの大軍拡に踏み出しました。この暴走を許せば、日本の平和は危険にさらされ、国民負担増、社会保障削減が加速することは避けられません。
つどいは、高齢者のうたごえ「かけがえのない人生を、老いも若きも」がオープニングを飾ります。基調報告で、政権の暴走にストップをかけ人権を守る運動にみんなで立ち上がることを呼びかけます。
篠崎次男さん(元日本生活協同組合連合会医療部会事務局長、元立命館大学客員教授)が講演。戦争放棄、国民の生存権、それを保障する国の義務を定めた憲法の下で、先人の粘り強いたたかいが日本の社会保障を築いてきた歴史を振り返り、人権を守るたたかいの意義を語ります。
後半は、鞘抜十一さんの津軽三味線で始まり、4つの地域(①大軍拡の中の横田基地の危険性と撤去を求める粘り強いたたかい②高齢者医療無料制度を行ってきた日の出町の現状と課題③声をあげ共同を広げ岸本区政を実現した杉並の運動④協同の力で高齢者の孤立をなくす練馬のとりくみ)から運動が報告されます。
集会終了後、午後4時半から中野駅頭で「大軍拡をやめ、社会保障の充実を」と訴える大宣伝行動を行います。
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22日午後1時半開会、なかのZERO大ホール(中野駅8分)。資料代千円。団体・地域でチケットを広げているほか、当日券もあります。
詳しくは「東京高齢期運動連絡会」ホームページ。問合せはtokyo.koureiki@gmail.com。電話03(5956)8781
東京民報2023年2月19日号より