〈一分 2月19日号〉同性婚をめぐる差別発言で、荒井勝喜・首相秘書官が4日、更迭されました…

 同性婚をめぐる差別発言で、荒井勝喜・首相秘書官が4日、更迭されました。「見るのも嫌」「同性婚なんか導入したら、国を捨てる人も出てくる」など、許されない暴言です▼重大なのは、荒井氏の発言は、岸田首相の1日の衆院予算委員会での答弁に関する記者の質問に答えたものだったことです。首相の答弁は、同性婚を法制化すると「家族観や価値観、社会が変わってしまう」として「極めて慎重に検討すべき課題」というものでした▼自民党の関係者は過去にも、多様な性のあり方や家族のあり方を否定する発言を繰り返してきました。その根本にあるのが、世界では当たり前の性教育へのバッシングです。同党は2005年に、安倍晋三元首相を座長とする「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」をつくり、全国の学校での性教育へのバッシングを続けました▼性教育やジェンダー平等への攻撃は、統一協会や右翼団体「日本会議」の主張とも、軌を一にしています。自民党のなかに、DNAのようにジェンダー平等の敵視が組み込まれています▼首相は自身の答弁を「ネガティブな意味ではない」と釈明しました。「変わってしまう」が否定的ではないとは、いかにも苦しい言い訳でしょう。

東京民報2023年2月19日号より

関連記事

最近の記事

  1.  待機児童、介護離職、残業、都道電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分。こう聞いて、すぐに共通点が…
  2.  「裏金事件」で自民党への批判と怒りが大きく広がるなか、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途…
  3. 球場とラグビー場の再生案を発表した会=10日、豊島区  神宮球場と秩父宮ラグビー場を取り壊し…
  4.  今年1月に起きた日本航空機と海上保安庁機の衝突事故をうけて11日、日本航空被解雇者労働組合(JH…
  5. 市議会本会議で初質問に立つ荒木市議  市議になる前は、33年間、都内の私立校で数学教員をして…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る