2023統一地方選共産党予定候補*挑戦への思い 「農漁業目指す若者応援を」現役農業者の経験生かし 大島町議選(定数14) さかい周さん(50)〈2023年2月26日号〉

 「大島が好きで、農業をやりたいと15年前に戻ってきましたが、農地を見つけるのに苦労しています。私の経験も生かして、島の子どもたちや私のようにUターンした青年が、農業や漁業で生活ができるように支援したい」。こう語るのは、4月の大島町議選(定数14)で勇退する、橋本博之町議からバトンを受ける現役農業者、さかい周さん(50)です。日本共産党は山田忠敬、小池渉両現職と合わせ、現有3議席の確保を目指します。

▼さかい周(酒井・しゅう)さんの略歴 1972年大島町生まれ。2歳の時に世田谷区に転居。信州大学理学研究科生物修士課程修了。生物調査会社に5年間勤務。有機農業を志し、長野県の有機農業農家に2年間住み込み学ぶ。2004年に大島に戻り、就農。現在、伊豆大島農業生産組合理事、日本共産党大島町政策副委員長。趣味は生物観察、天体観測、ラグビー・野球観戦。

 さかいさんは、有機農業で生業をたてるという夢に向かって目下、奮闘中です。竹やぶを開墾して建てたビニールハウスには、少量であっても季節ごとにいろいろな野菜が収穫できるよう、ズッキーニ、カリフラワー、ブロッコリー、トマト、キュウリ、キャベツ、ハクサイ、バジルなど、多種野菜を栽培しています。

 さかいさんが有機農業を目指そうと思った最大の動機は、「生き物が好きだから」。「農薬や化学肥料を使わない有機農業で、生き物が生きられる環境を守りたいのです。生き物が生きられる環境で作る農作物は安全ですし、しかもおいしいですよ」と、胸を張ります。

 さかいさんは、小学生のころからカエルなどの両生類が大好きでした。進学先も、モリアオガエルが見たくて長野県松本市の信州大学を選びました。市内にはお目当てのカエルは生息していなかったものの、生物学の修士課程を修めるほどサンショウウオの研究に没頭。授業以外でも自然科学研究会の仲間と、周辺の山野へ観察に出かけていました。

 「生き物と触れあうことが楽しいんです。だけど解剖とかする研究職には向いていない」と、環境アセスメントに関わるコンサルタント会社に就職。「より純粋に生き物と接したい」と、5年で退職しました。

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