「トラック業界の社会的地位向上をめざし、魅力ある業界にしていこう」をメーンテーマに、全日本建設交運一般労働組合(建交労)は3月19日に全国一斉トラックパレードを行いました。
首都圏では江戸川区の葛西トラックターミナルでパレードに先立ち総決起集会を実施。参加者一同で車両をスローガンでデコレーションした後に▽春闘勝利!物価高に負けない▽なくそう貧困と格差、大幅賃上げで輸送の安全を▽なくせ過労死・長時間労働―などの目的を確認。2024年から始まる運輸業での「働き方改革」を前に、ロジスティック業界の問題を改善しようと決意と団結を固めあいました。
物価対策や戦争反対などの要求スローガンが掲げられた車両30台余は葛西トラックターミナルを出発し、ゴールの浜離宮(中央区)を目指して安全最優先で走行。咲き始めた桜の見物客に向けてもアピール。整然と隊列を組んで走る車両に、沿道では子どもが「トラック、バイバイ」と手を振る姿もありました。
参加者は「運送業の社会的役割は非常に大きい一方で、人手不足などで働き方はより過酷になってきている。アピールすることで業界の体質が変わり、魅力ある職にしたい」と語っていました。
東京民報2023年4月2日号より