学校給食無償化の流れが広がり、都内では葛飾など7区で完全無償化が実現しているなか、江東区も4月1日付区報で、2023年度中の「実施に向け準備を進めていきます」と表明しました。
同区では学校給食の無償化について、日本共産党区議団が本会議や予算委員会、決算委員会で2017年以降、17回の質問を重ねるなかで、区長が「学校給食の無償化の検討に着手」すると表明していました。
これまで区教育委員会は、「無償化には19億円の財政負担が大きな課題だ」としていました。共産党区議団は「区の基金は1700億円を超えており、その1%を活用すれば実現できる」などと指摘。区長が「子育て世代を強力に支援する」というのであれば、「直ちに学校給食の無料化に踏み出すべきだ」などと訴えてきました。

東京民報2023年4月9日号より