【国会議員コラム】山添拓*未来を拓く「統一地方選で躍進を!」〈2023年4月23日号〉

大田区の蒲田駅前で=13日

 いよいよ後半戦本番。多数立候補の自治体が多く、街頭演説ポイントも取り合いになる大激戦です。候補者のみなさんが最後まで元気に訴えぬくことができるよう、一緒に奮闘したい。

 各地に応援にうかがう際には、それぞれの争点や政策について勉強しますが、今回は各自治体に共通するわかりやすさがあります。

 一つは、18歳までの医療費助成が全都的に開始されたこと。所得制限や自己負担の有無など違いはあっても、東京全体で前進があり、どこでも請願署名や陳情、日本共産党議員団の論戦の積み重ねがあります。

 もう一つは、学校給食費の無償化。23区のうち7区が完全無償化へ、政府の少子化対策「たたき台」にも「検討」の言葉が入りました。給食費は自治体と保護者が負担するものと固執してきた政府を変えさせたのは、給食費が重い負担となっている現実と、これを変えようという運動、その声を議会に届ける議席の力にほかなりません。

 そしてなにより、平和とくらしを脅かす大軍拡に黙っていてよいのか。

 告示日、最初に訴えた高尾駅は、ホームの柱に米軍の機銃掃射による銃撃痕があることで知られます。中央本線を出発した列車は攻撃を受け、多数の死傷者を出しました。軍事関係施設だけでなく、標的はいくらでも広がり得ます。その傷跡は都内各所にあり、戦争させてはならないと語っているようです。

 平和の選択を―他の政党がどれだけ口をつぐんでも、声を大にして訴えたい。

(弁護士・日本共産党参院議員)

東京民報2023年4月23日号より

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