江戸川区 5つのプラン掲げ勝利 4人全員当選〈2023年4月30日・5月7日合併号〉

 翌日開票となった江戸川区では、日本共産党の候補者4人全員が上位で当選。10期40年区議を務め勇退したセバタ勇元区議の後を継ぐ太田あやかさん(28)は、5737票を獲得し、9位で議席を引き継ぎました。太田さんは、最年少の江戸川区議となります。

 44の定数に56人が立候補した大激戦。維新の新人候補が1.2位を占め、自民党は17人を擁立しましたが、現職3人を含む5人が落選しました。

 日本共産党は「暮らし応援5つのプラン」を掲げて戦いました。

 4期目の当選を果たした大橋みえ子さん(74)は、演説中に「暮らしが本当に苦しい」と声を掛けられた選挙は初めてだったと語り、それを反映して区の積立金を利用した特別給付金の実現を新たに公約に加えたと紹介。「選挙中にどんどん政策が増えた。区民とつくりあげた選挙だった」と振り返りました。

 牧野けんじさん(46)は3期目の当選。30人ほどが参加する真ん中世代のLINEグループが大きな力になりました。「学校給食費無償化の訴えに手応えを感じた。SNSの発信や街頭宣伝がきちんと届いていた」と前回を上回る得票は日頃の活動の成果だと実感を込めました。元保育士で6期目の当選を果たした小俣則子さん(73)の選対には、当時の保護者や教え子が応援に駆け付け盛り上げました。「4人いれば議会運営にも関われる。これからも命と暮らしを全力で守る」と決意を新たにしました。

 現職と一騎打ちとなった区長選で、革新区政をつくるみんなの会のセバタ勇さんは、「敗れはしたが、江戸川区の悪いところを明らかにした選挙だった。新区議団の議会での論戦に期待したい」と述べました。

東京民報2023年4月30日・5月7日合併号より

関連記事

最近の記事

  1. 署名を提出する会のメンバー=15日、狛江市  こまえ図書館住民投票の会は15日、松原俊雄市長…
  2.  国土交通省は、日本共産党の宮本徹衆院議員の質問主意書への答弁書(5日の閣議決定)で、羽田空港での…
  3.  超党派議員の国会議員でつくる「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」は11日、国土交通省から先月に…
  4.  日本共産党都議団は12日、米軍横田基地に核搭載可能な米空軍のB52H戦略爆撃機が飛来したことに対…
  5. 1面2面3面4面 【1面】 共闘で金権の根を断とう 東京15区補選28日投票 運営…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る