争議解決を機に、「乗客・乗務員の安全を、よりいっそう目指して頑張ろう」と5月26日、京王電鉄新労働組合(京王新労組)は争議解決報告集会を開催しました。支援共闘をはじめ多くの仲間が集い、今後の活動の展望を語り合いました。
ギター演奏と多摩川太鼓が開会を告げ、全労連の布施恵介事務局次長、東京地評の井澤智事務局長、三多摩労連の伊藤潤一議長ら来賓が次々とあいさつし、全労連・全国一般東京地方本部の森治美執行委員長からのメッセージを紹介。京王差別弁護団の弁護士が登壇し、長かったたたかいを報告しました。
京王新労組の佐々木仁執行委員長がマイクを握り「この結果は一人ひとりの組合員のたたかいだった」として、賃金・処遇・再雇用の差別などについての厳しさに言及。「他の争議解決の支援に、さらに力を尽くしたい」と述べました。組合員は「争議が始まった頃に小学生だったわが子が今は結婚して孫までできた。いかに長かったか」と振り返りました。
集会の最後には新規加入した複数の組合員も決意を表明。「日本全国の労働者の誇りを取り戻すたたかいに団結頑張ろう」と藤山伝志書記長の声に会場がひとつになりました。
東京民報2023年6月4日号より