聴導犬の仕事を知って 稲城市で絵本原画展〈2023年6月11日号〉

水彩による原画が並んだ会場=稲城市

 耳の不自由な人をサポートする聴導犬の仕事と日常を楽しく伝える絵本『聴導犬ふく 家族ができた!』(新日本出版社)の絵本原画展が、稲城市の市立文化施設「iプラザ」で、5月24日から6月4日まで開かれました。

 作者でイラストレーターの鈴木びんこさんが同市に在住することから、図書館などを併設する同施設で原画展が開かれたものです。

 同書は、福島原発事故で全町避難となった福島県大熊町に取り残され、保護された子犬がやがて聴導犬として訓練に励む姿を描いた『聴導犬くんれん生 ふく』(2017年出版)の続編で、今年1月に出版されました。ふくのパートナーとなった、みかさんの四人家族との日常を描いています。みかさん家族は全員、耳が聞こえないため、さまざまな機器を利用して、自立した生活を送っており、機械では補えないサポートや心の支えをしながら、ふくは一緒に生活しています。

 原画展に合わせて、鈴木さんの講演会が開かれたほか、人をサポートする補助犬を紹介する親子向けイベントも開かれました。

 鈴木さんは「来場した学校関係者から、学校で話してもらえないかというお話もありました。この絵本が、多くの人に聴導犬の存在と役割を知ってもらえるきっかけになれば」と話します。鈴木さんは、東京民報の月1回連載「教室の風」のイラストも担当しています。

東京民報2023年6月11日号より

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