都議会環境・建設委員会で5日、多数の樹木を伐採する神宮外苑再開発の問題を巡って、計画の見直しを求める請願が審議されました。日本共産党、グリーンな東京は賛成しましたが、自民、都民ファ、公明党の反対で不採択になりました。
請願は「神宮外苑の森を守る会」の提出で、都環境影響評価審議会の継続や樹木の調査、反対の民意を無視しての着工を認めないよう求めるもの。樹木の永続的保全に向けた抜本的な調査を日本イコモス国内委員会と共同で行い、工事の妥当性を再度入念に審議する必要があると主張しています。
同委員会では、事業者提出の環境アセスメント評価書に多数の虚偽や間違いがあると告発し、環境影響評価審議会への出席・説明を求めていた日本イコモスと事業者両者の委員会への参考人招致を求める動議が提出され、共産党、立憲民主党、グリーンな東京は賛成しましたが、自民党、都民ファースト、公明党の反対で否決されました。同趣旨の要望書が複数の団体、個人から出されていました。