今年も知事追悼文送らず 朝鮮人虐殺 共産党が再開申し入れ〈2023年8月27日号〉

 9月1日で発生から100年を迎える関東大震災の朝鮮人虐殺の犠牲者追悼式典に、小池百合子都知事が今年も追悼文を送らないことが分かりました。主催者は7月、追悼文の送付を要請していました。

 9月1日には毎年、都の朝鮮人犠牲者追悼碑がある都立横網町公園(墨田区)で犠牲者を悼む式典が行われます。歴代都知事が追悼文を送ることが慣例でしたが、小池知事は就任翌年の2017年から取りやめています。今年で7年連続です。

 小池都知事は8月18日の会見で、追悼文を送らない理由について「全ての方々に対して慰霊する気持ちを改めまして表すということで対応してきた」としています。

 これに対し追悼文送付の再開を21日に申し入れた共産党都議団は、朝鮮人虐殺の史実を認めない小池知事の姿勢を批判し、歴代知事が追悼の辞を寄せてきたことに立ち返るよう求めました。

東京民報2023年8月27日号より

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