女性の声で政治変えよう 「フェミブリッジ」 市民連合が集会〈2023年10月1日号〉

 「女性の声で政治を変えよう」と安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)は9月23日、東京・新宿駅前で、「フェミブリッジ・アクション」のスタート集会を行いました。テーマカラーのミモザ色を身に付けた女性たち約200人が集まりました。

「女性の声で政治を変えよう」と訴える田村氏(中央)ら参加者=23日、新宿区

 フェミブリッジは、「フェミニスト」と「ブリッジ」を掛け合わせた造語。組織のための選挙ではなく、市民本位の選挙にするための懸け橋になりたいとの思いが込められています。

 集会は、コーラスグループ「公園でchill」による性暴力に反対する歌『Break the Chain(鎖を断ち切れ)』でスタート。

 主催者を代表してあいさつした市民連合の菱山南帆子さんは、「女性たちのかけ橋で、いろんな人たちとつながろう。男性中心のしがらみ政治、マッチョ政治に別れを告げよう」と訴えました。

 菱山さんは、これまで市民連合の行動や集会などでの代表発言の多くは男性が中心で、なかなか女性が前に出られなかったと語り、ジェンダー平等の旗を掲げている市民連合だからこそ、内側から女性が声を上げるために集まったと趣旨を説明しました

 市民を代表して、今年4月に北区長選に立候補した橋本弥寿子さんがスピーチ。「女性が選挙に出るなんて怖い」と若い女性に声を掛けられたことに触れ、女性や若者から政治が遠ざけられ、一部の人たちの思い通りにされている現実を選挙中に目の当たりにしたと語りました。「マイノリティとされている人たちが手をつなごう。理解して参加するのではなく、参加してから理解すればいい」と訴えました。

おかしな当たり前変えよう

 日本共産党から田村智子参院議員があいさつ。

 森喜朗東京五輪大会組織委員会会長(当時)の「女はわきまえろ」発言から、おかしな「当たり前」を変えようという輪が広がっていると期待を込めました。

 経済的負担と痛みを当然のものとして受け入れてきた女性たちが、生理の貧困を街頭で訴え始めたことや、選択制夫婦別姓を求める声がかつてなく広がっていることは、大きな変化だと語りました。

 田村氏はまた、男女の賃金格差にも触れました。自治体職員の75%が非正規雇用であり、年収200万円程度の1年契約で雇用する制度は、女性が家計の補助者であることを想定しなければ成り立たないと批判。女性の低賃金が当たり前になっている社会が、さらに格差を広げていると指摘。

 「現状維持は後退。市民と野党の共闘でさらに変化を広げよう」と呼びかけると、参加者から大きな声援が上がりました。

 立憲民主党の吉田晴美衆院議員は、「賃金の不平等は許されないという認識が世界的に広まっている」と指摘。社民党の福島瑞穂参院議員は、岸田首相が女性新閣僚に「女性らしい感性」を期待したことについて、「女性は添え物ではない」と厳しく批判。れいわ新選組の依田花蓮氏は「軍事主義には全体主義が付きまとう。多様性のパワーで乗り越えよう」と呼びかけました。

 4月に足立区長選に立候補した西山千恵子さんは、「災害や貧困対策など喫緊の課題が山積しているのに、軍事費を倍増している場合ではない」と批判し、生活の話題を政治に持ち込む必要性を語りました。  集会には、衆院東京1~30区の代表者が集まり、「地域から市民運動をつくっていこう」と決意を固めました。フェミブリッジは、今後全国で展開されます。

東京民報2023年10月1日号より

関連記事

最近の記事

  1.  現職の小池百合子都知事に、蓮舫前参院議員が挑む都知事選は20日に告示、7月7日に投票を迎えます。…
  2.  「やったー、勝訴だ」―東京地裁前で傍聴席からあふれた支援者らが、勝訴の旗を見て肩をたたき合い歓喜…
  3.  現職の小池百合子都知事に、蓮舫前参院議員が挑む都知事選は20日に告示、7月7日に投票を迎えます。…
  4. 小池都知事宛に決議を提出する参加者=6日、新宿区  東京都が防災性の向上を理由に、2025年…
  5. 職業能力開発センター授業料無料化条例案の採決=12日  都議会第2回定例会は12日、本会議を…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る