〈一分 12月24日号〉年末恒例の今年の漢字が「税」に決まりました…

 年末恒例の今年の漢字が「税」に決まりました▼一年を通して、軍事費倍加に向けた増税論議が続いたことに加え、インボイス制度の導入に大きな反対の声が広がったことも、選出の一因でしょう。フリーランスや小規模事業者など、幅広い業種の人たちへの実質増税となることに加えて、膨大な事務負担をもたらすことにもつながります▼税や公金をめぐる、国民の意識が高まる中で、国政を揺るがしているのが、自民党の各派閥による組織的な裏金づくりです。政治資金パーティーで、各議員がノルマを超えてパーティー券を販売した分を、政治資金収支報告書に記載せず、議員側にキックバックしていたといいます。各派閥に裏金疑惑が広がり、その金額も数億円規模に膨れ上がっています▼政治資金パーティー自体が、個人への企業・団体献金を禁止する流れの中で、「対価を徴収して行う催物」の名目で、抜け道の献金ルートとなってきたものです。さらに、会場に入りきらない枚数のチケットを販売し、実質的な献金そのものとして資金を集めた実態が次々と明らかになっています▼「自分たちには増税、自民党の政治家は裏金か」―庶民の怒りの声です。パーティー券購入も含めた企業・団体献金の全面禁止が求められます。

東京民報2023年12月24日号より

関連記事

最近の記事

  1.  「都議会自民党」の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けて設置された都議会政治倫理条例検討委員会…
  2.  先日、支援者の女性から「前回の選挙の時に訴えたことを覚えていますか。私も高齢になり一人暮らしなの…
  3.  1993年に最初に都議選に出た際に掲げた公約が、子どもの医療費無料化を東京のすべての子どもたちに…
  4.  日本共産党が16日、「物価高騰から暮らしを守る緊急提案」を発表しました。消費税の引き下げなどを論…
  5. 1面2面3面4面5面6面 【1面】 一石三鳥、四鳥の消費減税 物価高騰緊急提案 小池晃参…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る