【寄稿・新人議員ネクスト】足立区 小林ともよ区議 「信頼あっての相談」実感〈2024年1月28日号〉

視察先で

 議員としての活動がはじまり約半年。緊張感あふれる日々を過ごしています。毎月開かれる委員会の質問準備では、日本共産党が市民の願いを実現しようと重ねてきた論戦を、どうしたら実現に近づけるために発展させることができるのかという難しい課題に向き合います。

 委員会での論戦は緊張感をもって挑みますが、執行機関が出してくる答弁に対して鋭く切り込むことができていないと、反省の日々を送っています。

 生活相談も受けるようになりましたが、解決が難しい内容だからこそ議員に相談するという傾向もあり、相談者とともに悪戦苦闘する日々です。

 そんな中でも一つ嬉しい経験がありました。昨年11月、さすがに夜は寒くなってきたという時期でした。住まいと職を失った方の相談が夕方に舞い込んできました。転んで骨折したことがきっかけで仕事を失い、友人の家を転々とし、行く当てもなく公園にいたところ、近所の住民に保護され共産党の事務所に来たということでした。

 寒い夜に野宿させるわけにはいかない、しかし、きちんと保護につなげられるのか、私自身も不安でした。先輩議員からの細やかなアドバイスもあり、その日のうちに保護につなげることができました。

 そして、なんとその後、保護をしてくれた方と相談者は、「弱者に冷たい社会を変えていきたい」と仲間になってくれました。「信頼があっての相談」だと実感する経験をし、あらためて奮闘していく決意を強くしました。

東京民報2024年1月28日号より

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