〈一分 2024年2月11日号〉伝統的に緊密な同盟関係をつくってきたアメリカ・イギリス両政府の間に、“大論争”が沸き起こっています…

 伝統的に緊密な同盟関係をつくってきたアメリカ・イギリス両政府の間に、“大論争”が沸き起こっています▼きっかけは、アメリカの大学教授が、紅茶にひとつまみの塩を入れると、苦味を抑えられると主張したこと。それを報じたネット記事に、イギリス国民から反発のコメントが多数寄せられました▼事態を受けアメリカ大使館が「(塩を入れることは)アメリカの公式政策ではない」と声明。ところが声明で、大使館では電子レンジを使って紅茶をいれていると記したことに、今度はイギリスの内閣府が「紅茶はケトル(ヤカン)を使ってしかいれられない」と反論しました▼紅茶をめぐる“熱い論争”は、茶葉の専売権の争いから、1773年に米ボストンでイギリス船の茶葉が捨てられ、米国独立のきっかけにもなったとされる「ボストン茶会事件」にもなぞらえられます▼「人生は一杯の紅茶のようである。そこにあなたがつくるすべてがある」-紅茶を愛するイギリスならではの格言です。パレスチナ情勢をめぐっては、共同してイエメンのフーシ派の拠点を爆撃するなど、協調姿勢が目立つ米英両国。ガザでのジェノサイドをどう止めるかという人道課題をめぐっても、同様の熱い論争を、国際社会が望んでいるはずです。

 東京民報2024年2月11日号より

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