手をつなぎ政治を変えよう 市民連合が女性行動〈2024年3月10日・17日合併号〉

プラカードを掲げアピールする国会議員と参加者=2日、新宿区

 「女性の声で政治を変えよう」と、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合は2日、「フェミブリッジ・アクション」を新宿駅前で開きました。第三弾の同アクションとして、全国を回る取り組みのスタートで、国際女性デーを前に、ミモザの黄色の服を身に着けた人たちなど、約300人が集まりました。

 市民や立憲野党の各国会議員が発言。日本共産党の吉良よし子氏は、「裏金をめぐって政権の正統性自体が問われている。にもかかわらず、真相究明すらせずに予算は通せという。こんな自民党政治は終わらせよう」と呼びかけ。同意のない性行為を犯罪とした刑法改正などを挙げ、「私たちには政治を動かす力がある。みんなで声をあげれば、必ず政治や社会を変えられる。手をつなぎ、力を合わせよう」と訴えました。

 立憲民主党の大河原雅子衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員のほか、れいわ新選組の地方議員もあいさつしました。

 杉並区の岸本聡子区長も発言。杉並区議会が、統一地方選の結果、男女の議員数がほぼ同数となったのに対し、区の管理職の女性の割合は2割にとどまると紹介。「すべての意思決定の場に多様性をつくっていかないと、日本社会の未来はつくれない」と強調。「家庭の中でも外でも、多くのケアワークを担っている女性が、政策などの意思決定の場にかかわることが必要だ。当たり前の多様性の共感の輪を、フェミブリッジで広げていこう」と語りました。

東京民報2024年3月10日・17日合併号より

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