〈一分 2024年4月7日号〉1989年は世界史の転換点となるような出来事が相次いだ年として知られます…

 1989年は世界史の転換点となるような出来事が相次いだ年として知られます。6月に中国で天安門事件が発生。さらに11月に東西ドイツを隔てたベルリンの壁が崩壊しました▼そんな1989年の4月1日に日本で導入されたのが、消費税です。35年を経て、税率は3%、5%、8%、10%とアップ。いまや所得税や法人税を超えて、国の最大の税目となっています▼35年間の消費税の税収は、累計で539兆円にのぼるといいます。ほぼ同じ期間に法人税の減収は318兆円、所得税・住民税の減収は295兆円で、合計613兆円。「社会保障のため」と言って、増税されてきた消費税の税収は、これらの減収の穴埋めに丸々使われたことになります▼大企業の税負担を減らすために消費税が増税されてきた一方で、日本経済は停滞し続けてきました。いまや、労働者の実質賃金はピークの1996年から74万円も減り、個人消費が伸びないなかで、GDP(国内総生産)はドイツに抜かれて4位です▼昨年9月に「コストカット型経済」の転換を華々しく打ち出した岸田首相ですが、実現には程遠い状況です。大企業による税負担の「コストカット」の最たるものである消費税増税路線の転換は、経済再生のための急務です。

 東京民報2024年4月7日号より

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1.  牧野記念庭園は日本を代表する植物学者・牧野富太郎が晩年を過ごし、自ら全国各地で採取した草木を育成…
  2.  東京民報4面で2025年3月から26年3月まで、文芸評論家の新船海三郎さんが連載した「文学に読む…
  3.  「多摩地域の保健所増設を求める会」など三団体は8月26日、多摩地域で削減された保健所の復活・増設…
  4.  JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)で働くCU(コミュニティユニオン)東京かつしか支…
  5. 東京都 八重洲にシェルター  東京都は弾道ミサイル攻撃などの有事にシェルターとして活用すると…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
ページ上部へ戻る
通知を有効にしますか? はい いいえ