羽田空港 部品欠落4年で1798件 宮本議員への答弁書で判明〈2024年4月21日号〉

 国土交通省は、日本共産党の宮本徹衆院議員の質問主意書への答弁書(5日の閣議決定)で、羽田空港での航空機部品欠落件数を明らかにしました。答弁書によると、新ルート運行が始まった直近4年間で1798件にもなり、航路下周辺の住民にとっては大きな不安要因です。

 航空機の部品欠落件数は、全国の主要7空港の検査で確認されたもので、大半はどこで落下したのかは不明です。確認された欠落部品の総数は年度ごとに公表されていますが、羽田空港での年度ごとの報告件数が公表されたのは初めて。それによると、19年度382件、20年度468件、21年度530件、22年度418件です。

 答弁書ではこのうち、人口密集地に落ちれば、重大な被害にもなりかねない1キロ以上の欠落部品は、直近4年間で42件に上ります。欠落したのは、主脚タイヤのゴムの一部(28キロ)やエンジンカウル(25キロ)、ファンカウルの一部(97.3キロ)などの重い部品が含まれています。23年度だけでも28キロや25キロの部品欠落がありました。

東京民報2024年4月21日号より

関連記事

最近の記事

  1.  国家公務員が加盟する日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)は4月17日、東京国税局が障害のある…
  2.  参院選を控え、演説会やつどいで全国各地にうかがいます。移動中の食事で密かな楽しみは駅そば。先日は…
  3.  インターネット検索やスマートフォンなどで世界的なシェアを誇る巨大企業グーグル社(本社=米国、親会…
  4.  都立高校入試に英語スピーキングテストの活用中止を求める「春の市民大集会」が4月18日、都議会(新…
  5.  「都議会自民党」の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けて設置された都議会政治倫理条例検討委員会…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る